神さまとのおしゃべり&悪魔とのおしゃべり

日記・本
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本屋で「なんかいい本ないかなー」とぶらぶらしていたら、この本を発見しました。
中をちょっと覗いてみて「すごく面白そう!」と思ったので、2冊一緒に購入。
早く読みたいと、ワクワクしたのを覚えています。

冒頭はこんな会話から始まる。

主人公のみつろうは、ごくごく平凡なサラリーマンで、会社勤めの二児のパパ。下の子が生まれたばかりの彼は、赤ちゃんの夜泣きによる寝不足のため、会社で何度かミスを重ねた。見かねた上司が「心を落ち着かせなさい」と彼にすすめたのが、瞑想だった。

なにかを長つづきさせたことなんてこれまでの人生で一度もなかった彼だが、なぜか毎日瞑想だけは欠かさなかった。そして運命の日はやって来る。(中略)リビングへと向かい、床にあぐらをかいてしっかりと目を閉じた。

「幸せになりたいんだろう?」

「うぉっ!え?なにこれ…?ついに俺は頭がイカれちまったか?なんなんだこの声は?頭の中から湧いてくるぞ?(中略)あんたは誰なの?」

「ワシか?ワシはもちろん、神じゃ。神さまじゃ」

(中略)

「1年間も瞑想を続けたのは何かを変えたかったからじゃろう?現状を打破したかったんじゃろ?要するに幸せになりたった。叶えてやるよ、その願い」

(中略)

「お、教えてください、神さま」

「よしじゃあ、始めようか、みつろう君。あっという間に幸せになれる授業を」

神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識-
序文~10ページ引用・さとう みつろう ワニブックス 2014-09-28

という冒頭から(だいぶ途中を省いて書きましたが…)、著者であり、
この本の中の主人公である「さとうみつろう」と「神さま」のおしゃべりが始まる。

この「神さまとのおしゃべり」は2014年10月20日に初版が発行され、
2017年10月30日に「悪魔とのおしゃべり」という本が発売されました。

1冊が分厚く約500ページ程ありますが、
会話形式だったためか、その内容も楽しくスラスラ読めました。

では内容の感想とでもいきましょう。

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神さまとのおしゃべり

神さまとのおしゃべりは、幸せになるために必要な、
根本的な精神論をわかりやすく、神さまとの会話で教えてくれる本。

たとえば色んな自己啓発本には「成功している自分をイメージする」とか「すでに目標が達成されているかのように振る舞う」といったことが書かれていますが、大抵は「脳のイメージは、現実との区別が付かず…」とか「それによりモチベーションがあがり…」といった感じの少々固い感じことが多く書かれており、まぁとにかく「成功したところをイメージする」ほうが良いんだろうなって感じで、完全に腑に落ちないままって方もいると思います。

 

「神さまとのおしゃべり」は、よく自己啓発本に書かれているような成功の法則について、なぜそうするべきなのか?ってことを、根本から丁寧に、色んな話にたとえながら教えてくれます。そういった精神論的な話。

こんな考え方があったのか!っと驚き、納得させられる本。

 

例えば、目次から抜粋すると

  • 現実とはなにか?
  • この世の仕組みと真の幸せについて
  • 簡単にお金持ちになる方法
  • 思い通りに現実を変える12の方法
  • 未来はすでに決まっている

といった人間の在り方・幸せについて、思い通りに現実を変える考え方、
お金持ちになる考え方といったことが書かれています。

 

目次を見て、なんかよくあるような自己啓発本っぽいなと思われた方もいると思いますが、
中身が違う。「はぁーなるほどなー」と感心しちゃいますよ。

自分の考え方を根本から見つめ直す必要があることを気付かせてくれ、
その機会を与えてくれる本でした。

まぁ多少極端でこれはどうだろう?って部分もありましたが、
楽しみながら、考えながら、感心しながら…あっという間に読めます。

悪魔とのおしゃべり

悪魔とのおしゃべりは、神さまとのおしゃべりが読みやすく、自分の考え方や
捉え方を改めて教えてくれる良い本であったため、正直期待しすぎたかもしれません…。

神さまとのおしゃべりを読んでからすぐに、
悪魔とのおしゃべりを読んだということも関係していると思いますが…。

結構内容がかぶってる印象で
「神さまとのおしゃべりと同じこと(多少例えとかは違いますが)書いてるなぁ」
と思うところが結構ありました。

 

それから、神さまとのおしゃべりの「5限目・未来はすでにきまっている?」辺りの補足というか、宇宙の法則的な件に関してを詳しく解説しているのかな?といった感じ。

「人間スーツ論」という内容がほとんどだった印象で、
正直、まだこの話続けんの?って思ったくらい。

 

たしかに最初、神さまとのおしゃべりを読んだときは、その辺の話はなんだか腑に落ちない感じだったので、悪魔とのおしゃべりを読んで「なるほど、こういうことを言いたかったんだな」と納得はできましたが、神さまとのおしゃべりが良い本だったから期待しすぎたかな…。

この本の最初の方に「そもそも理解できるアドバイスなんて聞く意味がない」という文が出てきますが、まさに理解できないような、わざと極端なことを目指して書いたのかなって印象。

極端に書かれすぎていて、万人受けする本ではないと思う。

神さまとのおしゃべりよりも、更に極端に書かれている印象で、
犯罪を肯定するような感じに捉える方もいるのではないかと思います。

 

そして第2章では「期待をするな」ということに関して書かれているけど、あなたが怒ったり、傷ついたりするのは相手に期待しているからだ。だから相手に期待するなって感じですが、この本に対して言ってたんじゃないか?とも思いました。

 

神さまとのおしゃべりはオススメできるけど…悪魔とのおしゃべりは…どうかな…。

神さまとのおしゃべりは、大体8割くらいが
神さまとの会話だった印象で、存在感もあり楽しめたため、
「次は悪魔とどんな会話を?」と期待してしまいましたが、
悪魔とのおしゃべりでは、ほとんど悪魔の存在感が無く、友達との会話ばかりだった印象。

しかも値段が高くなっている…。

まぁそれほど神さまとのおしゃべりが良い本だと思ったから、
少々期待しすぎて批判的なことを書いているのか、
ただ単に自分とは合わなかったのか、理解できなかったのかは定かではありませんが…

んーまぁ…イチ個人としての感想ですので。

この世界は本人の考え方・捉え方次第ですからね。

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