せどりを行うためには、Amazonで「出品アカウント」を作成しなければいけません。
その際に「大口出品」と「小口出品」という選択肢があります。
どちらがお得なのか?どちらが稼げるのか?大口出品と小口出品の違いを知りましょう。
大口出品と小口出品の違い
大口出品と小口出品の一番の違いは「料金」です。
大口出品の場合、月額登録料4,900円かかります。
小口出品の場合、月額登録料は無料ですが、
1点注文ごとに100円の基本成約料がかかります。
金額だけでなく、「ツール」や「決済方法」、
「ショッピングカート」利用の有無など、様々な違いがあります。
まずは下の表で、違いを確認しておきましょう。
大口出品サービス | 小口出品サービス | |
月額登録料 | 月々4,900円 (3ヶ月無料) |
なし |
基本成約料 | なし | 成約商品一点につき100円 |
出品形態 | 出店 (出品商品一覧ページに掲載) |
出品 |
一括出品ツールの利用 | ○ | × |
注文管理レポートの利用 | ○ | × |
出品者独自の配送料金 お届け日時指定の設定 |
○ | × |
購入者へ提供できる 決済方法 |
クレジットカード Amazonギフト券 Amazonショッピングカード コンビニ決済 代金引換 Edy払い |
クレジットカード Amazonギフト券 Amazonショッピングカード |
プロモーション ギフトオプション Amazonポイント などを利用 |
○ | × |
ショッピングカート、 こちらからも買えますよ ボックスへの 出品者名表示権限 |
○ | × |
出品できるカテゴリー | 今すぐ出品可能
書籍/文房具.オフィス用品/ 出品許可が必要 時計/ヘルス&ビューティー/ |
今すぐ出品可能
書籍/文房具.オフィス用品/ |
結局「大口出品・小口出品」のどちらが良いのか?
単純に考えると、49品以上売るなら「大口出品」、それ以下ならば「小口出品」ですが、
大口出品は小口出品よりも便利で、多くの商品が売れるシステムを利用できます。
「毎月○品限定」という商品ならともかく、
多くの商品を売ろうと思っている方は、大口出品で登録すべきです。
その最大の理由は「ショッピングカート」または
「こちらからも買えますよ」ボックスへの出品者名表示権限です。
ショッピングカートが重要「大口出品のメリット」
まずは、実際の商品ページを見てみましょう。
①「ショッピングカートボックス」を獲得している出品者
②「こちらからもご購入いただけますボックス」に表示されている出品者
③「①と②以外」の出品者
購入者が、右上の「カートに入れる」をクリックして購入した場合、
①に表示されている出品者から購入することになります。
購入する方は値段でも違わない限り、わざわざ他の出品者を選択することは少なく、
右上の「カートに入れる」から購入するでしょう。
ショッピングカートボックスを獲得したら断然有利なことは一目瞭然です。
②では、①で提示されている金額より安く販売している方がいます。
このような場合は、多少売れる可能性も出てきます。
③は「カートに入れる」が表示されていません。
①で提示されている金額よりも安い額が表示されていますが、
文字も小さく、こちらから探して購入する人は少ないはずです。
②は①の提示額より安ければ購入される可能性が高くなる。
③からは殆ど購入されない。
小口出品の場合は③にしか表示されませんが、
大口出品の場合は①と②に表示される可能性があるということです。
ですが、確実に表示されるわけではありません。
「ショッピングカートボックス」の獲得条件には以下の4つが挙げられています。
- 注文不良率
- 出品者のパフォーマンスの指標
- Amazonで出品している期間と取引回数
- 出品形態が「大口出品」
期間、取引回数などの詳細まではわかりませんが、
お客さんに不快な思いをさせないことが重要です。
要は、まともな商売を行っていれば問題ありません。
上記の条件を満たしている出品者の中から、ランダムで表示されますが、
評価が高い店ほど表示される可能性が高いはずです。
キレイな梱包、素早い配送などを徹底すれば、
店、出品者の評価も上がり、
ショッピングカートボックスに表示されることも多くなるでしょう。
せどりを行う場合、ショッピングカートボックスは最重要なので、
大口出品で登録することをおすすめします。
大口出品から小口出品へ変更可能
大口出品の月額料は4,900円ですが、「最初の3ヶ月間は無料」です。
また、大口出品から、小口出品へ変更が可能なので、
まずは大口出品で登録し、思ったように売れなかった場合は、
3ヶ月以内に小口出品へ変更すればいいだけです。
小口出品で月々40点売れるノウハウを持っているのであれば、
ショッピングカートを取れれば、大口出品では50点以上売れる可能性があります。
また「コンビニ決済できないから他で購入しよう…」ということにもなりかねません。
大口出品は「月4,900円損する可能性」がありますが、
小口出品は「月1円から上限なしに損する可能性」があります。
(大口出品だった場合もっと売れたかもしれないという可能性)
せっかく始めるなら、多くの利益を得る可能性が高い「大口出品」を選択しましょう。
まとめ
- 大口出品と小口出品の違いは、月額料、成約料、ツールなど様々。
- ショッピングカートは最重要。
- 大口出品から小口出品へ変更可能。
- 最初は3ヶ月無料のサービスもあるため、大口出品で始めるべき。
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