仕事が面倒・何のために働いてるのか?思い悩んだ時に読んで欲しい本

日記・本
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皆さんは今の仕事に満足していますか?

小さい頃からの夢を実現し、自分のやりたいこと・やりたい職業に就いた方もいると思いますが、自分の夢・やりたかった仕事ではない職についている方も多いと思います。

自分の夢だった仕事に就いた方でさえ
「なんでこの仕事を選んだんだろう?」と思うこともあるでしょう。

「生活のため」と言ってしまえばそれまでですが、
生活のためだけに働いているとなると、毎日の仕事が「お金のため」だけになってしまい、
モチベーションも上がらず、毎日が退屈な日々になりかねません。

 

仕事が楽しくないと、朝起きるたびに憂鬱な気分になり「今日も仕事か…」なんて思ったり、上司の事がどんどん嫌いになったり…。

最終的には「何のために働いているんだろう」なんて思っていることがあります。

このページでは「仕事が面倒」と思ったり「なんのために働いているのか?」と思ったとき、
その問題を少しでも解決してくれる一冊を紹介します。

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キミが働く理由

キミが働く理由

私はたまに、冒頭のような気持ちになる時があります。

この本は2009年に出版された本ですが、時々手にとって読み返すと、
改めて自分の目標を見つめ直すキッカケになったり、
「また明日から頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。

哲学的というよりは「感情的」といった感じで、
著者は「何事にも熱い人なんだな」といった印象の本です。

この本の中から印象に残った一文などを紹介します。
(前後の文が無いため、多少分かりににくいかもしれません)

何かを成し遂げることが成功ではなくて、自分の使命を見つけ出すことが、本当の成功ではないか(中略)常に将来に夢を持って、自分の役割を見出し、挑戦し続けること。人は皆、そこにこそ生きる意味を感じるのです。
キミが働く理由:福島正伸:中経出版:150、151ページから引用

生活するため、お金を得るためだけを目的・目標とするのではなく、
仕事をしながらお金を稼ぎ、尚且つ自分の使命を見つけ出すことに焦点を当てながら働く。

そうして働きながら夢や目標が見つかれば最高です。見つからなくても、自分の成長のために働いているんだ。という一つのモチベーションにもつながります。

この心構えだけでも、働きながら得られるものは大きく変わると思います。

仕事というのは、そこにどういう意味があるのか、何のためにやっているかということを忘れると、すごくつまらなくなってしまうのです。
キミが働く理由:福島正伸:中経出版:84ページから引用

「生活するために仕方なく働いている」これでは毎日の仕事が楽しくなくなってしまいます。
何のためにやっているのか?を明確にする必要があります。

「人を喜ばせるため」「欲しいものを買うため」「何かを実現するため」なんだって良い。

働くのに理由がなかったり、ネガティブな理由で働く場合は仕事がすごく嫌なものになってしまいます。理由があっても、常にそれを意識し、忘れないようにしなければいけません。

生活のため=仕方なく

といったネガティブな理由では、仕事がすごくつまらなくなってしまいます。

何のために働くのか。何のために生きているのか。それを思い出す習慣をつける。それが大切です。キミが働く理由/福島正伸/中経出版/90ページから引用

この本は、仕事・働くことに関しての言葉や、実際に体験したエピソードなどが記載されていて「こんな考え方もあるのか」とか、「こんな人もいるんだ」など、自分が思ってもみなかった働き方(働く理由)があるんだな。と勉強になった一冊です。

 

最後に、心温まったエピソードでもあり、
「私もこんな人になりたい」と思った 一章 を少しご紹介します。

私には夢がありませんでした。夢がなくて、何がしたいのかがずっとわからなかったときに、夢を教えてくれた人がいたのです…(中略)当時、私はたまたま新宿で事務所をかまえていました。事務所のすぐ近くに駐車場があり、その駐車場の管理人さんが私に夢を教えてくれたのです。その管理人さんはいつ行っても笑顔でした。いつも楽しそうに、私を迎えてくれます…(中略)ある朝、駐車場についたときに、土砂降りの雨が降っていました。私は家を出るときに雨が降っていなかったので、私は傘を持っていませんでした。私は車から出られずに、困ってしまいました。すると管理人のおじさんが私のところに走ってきて、「よかったら私の傘を持って行ってください」と言ってくれたのです。「私が持っていったら、帰りにおじさんが困るでしょう」と言ったら、「私はどうなってもいいんですよ」と言います。「私はどうなってもいいから、この傘を持って行ってください」すごい人だな、と思いました…(中略)その駐車場は時間貸しもしていましたが、場所柄か、いつも満車です。満車になると入口にロープを張って、外に「満車」という看板を出して、なかには入れないようにしてしまいます。実は管理人さんは他にも3〜4人いました。他の管理人さんは満車になるとプレハブの中に入って漫画を読んでいたり、一人で囲碁をやっていたりするのです。ところが、いつも笑顔の管理人のおじさんは満車になると、ロープの外に立って入ろうとする車に1台1台頭を下げて、謝っているのです。いつも満車ですから、1日中謝り続けなくてはいけません。つまり、冬は暖房、夏は冷房が効いているような部屋で漫画を読んでいる人と、暖房も冷房もない外に立って、ひたすら謝り続けている人と、給料は一緒です。私はいつも不思議に思っていました。「あんなことをしなくていいのに。なぜあんな大変なこと、嫌なことを、あのおじさんはしているのだろう」と。ある日、突然おじさんが「いろいろお世話になりました。来週いっぱいで、この仕事を辞めることにしました」と言うのです。お世話になったのは私のほうだなと思ったので、最後の日に2000円の菓子折りを持って行きました。そのとき、私は信じられない光景を見たのです…(続きは本で)

キミが働く理由:福島正伸:中経出版:66~70ページから引用

「仕事が面倒」と思ったり「なんのために働いているのか?」と思ったとき、
是非一度読んでみてください。きっと何かを得られるはずです。

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